バンナムフェス 2日目〜アイドル活動〜

久しぶりにブログに収めたくなったLIVEに参加できました。フェス系のLIVEでこんなに満足度が高いものは久しぶりで一夜明けてもまだまだ興奮しています。後にも書くと思いますが、バンナムフェスは演出、セトリ構成、パフォーマンス等々、全てにおいて完璧に近いと思いました。

そんな中でも今回は僕がいちばん感銘を受けたアイカツのステージについて書きたいと思います。


さて、僕はと言いますと今回のバンナムフェス、ほんとうにアイカツシリーズのためだけに行こうという心持ちでした。僕がアイカツに出会ったのはつい半年前くらいのことで、LIVEには1度も参加することが出来ていなかったのです。歌唱担当の方の引退やユニット解散等があり、なかなかメンバーが揃うのが難しい状態になってからハマってしまったことをほんとうに後悔していました。こんな素晴らしい作品にどうしてもっと早く出会えていなかったのか、出会えていたら絶対にLIVEに行けていたはずだ、と。だから今回のチャンスは絶対に逃したくない、そう思いました。もっともなんちゃら祭での酷い扱いを見るとそんなに期待するのも良くないかなあなんて思ったりもしていました。そんな期待と不安が入り混じる中、LIVEは始まりました。READY!!→Star!!→Welcome!!はアイマスPだった時代を思い出して感情が昂ってしまいました。

そして繪里子さんのMCが終わると、霧矢あおい(CV田所あずささん)の「穏やかじゃない」の影ナレがあってもうそれだけで大きな声が出ました。これからこの東京ドームで新たな"伝説"がはじまるんだな、とその場に居合わせられたことをとても嬉しく思いました。そんなことを思っていると芸能人はカードが命というアイカツの変身シーンの時のテーマが流れ出し僕の感情のボルテージは最高潮、無我夢中でクラップをしていました。

少しの暗転から浮かび上がる3人のシルエット、それがわか・るか・せな(敬称略)であることはなんとなくわかりました。このとき、何を歌うんだろう?まさかSHINING LINE*?と思っていると聞き覚えのあるあのイントロ。そう、ダイヤモンドハッピーのイントロが流れ出しました。この曲は初代主人公のいちごの所属するSoleilというユニットの曲です。Tristarの一悶着を経て辿り着いたいちご、あおい、蘭のどんな逆境も乗り越えるトップアイドルになるという決意の曲であるところのダイヤモンドハッピーを今3世代の主人公が一緒に歌っている。その事実がとても嬉しくって、東京ドームであのコールができるなんて夢にも見ていませんでした。事前のセトリ予想と全く違う展開に僕は大興奮してしまい、全力で叫びました。

ダイヤモンドハッピーが終わるとるか、せなの2人が掃け、ステージ上にはわかさん1人が残ることに。ん?おかしい。ソロなんてやるはずがない。だってここは東京ドームでいまはワンマンではなくフェスなわけで。まさか"あの曲"をこの場所でやるはずがないだろと。でもそんな気持ちはイントロで拭い去られました。期待が確信に変わったその瞬間、僕は感情がぐちゃぐちゃになり、足の力が抜けそのまま膝をついて地面に崩れ落ちました。そしてそのまま正座の状態で1番をききました。席がスタンドの後ろの方で傾斜があったため、幸い正座でもわかさんの姿を確認することが出来ました。わかさんの歌った曲は"輝きのエチュード"という曲でした。この曲は劇場版アイカツのフィナーレで歌われる曲です。しかも舞台は東京ドームをモチーフにした場所。後ろに流れている劇場版の映像も相まってさすがに涙腺が壊れる音がしました。初めて生で聴いたわかさんの声はとてもとても力があって、会場全員を聞きいらせるような魅力を持っていたように感じました。そしてアリーナ一面に輝くピンク色のサイリウムがまるでわかさんの歌唱に応えているように見えて、更に感動が強まりました。"輝きに包まれながら あなたの温もりを感じているの"という歌詞の景色がほんとうに見られたような気持ちにもなりました。あの瞬間、間違いなくわかさんは星宮いちごちゃんでした。そしてきっとスタンドには曲の送り手であるところの神崎美月さんもいたのかもしれないな、なんて思ったりもします。

 そんな素晴らしいステージを終えた余韻覚めやらぬ中、僕がアイカツ無印の中で一二を争うくらい好きな曲のイントロが流れました。そう、START DASH SENSATIONです。この曲は僕にとって特に思い入れの深い曲(僕だけじゃないと思うけど)です。ぼくがアイカツシリーズを見始めたきっかけは恥ずかしながら楽曲の良さからでした。その中でもSTART DASH SENSATIONは歌詞に深い意味が感じられ、魅せられていた楽曲でした。この曲は2代目主人公であるところの大空あかりちゃんの曲です。いちごちゃんに憧れてスターライト学園に入学した大空あかりちゃん。最初はいちごの真似しか出来なかった。そんなあかりがいちごの背中を追いかけ、数々の挫折を経て自分だけの光を見つけてオリジナルスターへと成長していく。あかりちゃん好き好き語りが始まりそうなので話をLIVEの方に戻します。そんなあかりの物語を詰め込んだSTART DASH SENSATIONを回収できた喜びは大きかったです。アイカツ詳しい人に聞くところによると、後ろの映像は過去にも使われたことがあったものだそうです。その時にはるかさんは涙を堪えきれなかったそうです。それほどあかりちゃんに感情を移入しきっているということだと思います。るかさんの感情の籠った歌声に、ぼくは何度壁にぶつかっても決して諦めない、何度も何度も挑戦していくあかりちゃんの姿を重ねていました。そうして、半ば圧倒されるような形でステージを見ていたのでコールのスタートダッシュ!を1番と2番では叫ぶことができませんでした。しかしラスサビ前ではこのコールが次できるのはいつになるか分からないから全力であかりちゃんに、るかさんに自分の声をぶつけよう!と思い持てる力を振り絞ってスタートダッシュ!のコールを決めることが出来ました。アイマス Pが多い中でも、しっかり演者さんに声を届けられてとても良かったです。オデットスワンコーデも生で見られて本当に良かったです😭。大好きなあかりちゃんのステージが見られて本当に嬉しかったです。最後まで涙を流さず歌っているるかさんの前にぼくは涙がボロボロでした。

 そうして次は確定でMUSIC of DREAM(アイカツスターズ主人公 虹野ゆめの大切な曲)だと思っていました。そして流れてくる叙情的なイントロ、96話を思い出し涙。MUSIC of DREAM、日本語にするとゆめの歌、名前負けしないくらいに歌詞が良い。1番ではせなさんは敢えてダンスをせずに会場の端から端まで歩きながらファンに語りかけるようにこの曲を歌っていました。上手く伝えられないんですけど、ゆめちゃんて圧倒的強さ、というよりもみんなで輝くっていうタイプのアイドルで、見た人全員を巻き込むLIVEをするタイプの子だと思うんですよね。せなさんがファンに語りかけるように歌いかける姿はまさにみんなで輝くゆめちゃんを体現しているような気がして、胸が熱くなりました。レインボーパルフェのドレスもしっかり見届けられて大満足でした。

 ほんとうはもうこれだけで満足していました。ありがとうバンナムフェス、ありがとうアイカツになっていたのに、ステージには再び3人が…。まさか、このフォーメーションは!!、心の中で叫んでいました。予感は的中、ソロ曲でバトンを繋いだ3人のSHINING LINE*…。連番と叫びまくりました。さすがにボケ、セトリ組んだやつアイカツ分かりすぎだろ…。このSHINING LINE*という曲は無印の曲なんですが、僕はアイカツ全体に通じる曲だと感じていました。なぜならアイカツのテーマが世代から世代へのバトンタッチ、憧れが次の憧れを生む、という形で進行していくアニメだからです。神崎美月を見て星宮いちごが成長し、その星宮いちごに憧れて大空あかりがアイドルとなる。スターズにおいても白鳥ひめに憧れて虹野ゆめの夢が生まれる。上の世代から下の世代へとどんどんバトンがつながっていくこの感じを示したのがこのSHINING LINE*という曲だと考えています。僕は喜びを噛み締めながらフリコピをしながら演者とスクリーンをみるということをしていました。スクリーンに映し出される物語はどれも思い入れの深い回ばかりで頭の中で記憶が蘇りました。そして間奏のところでおそらくアイカツパート1の湧きを見せた場面がありました。後ろのスクリーンで映し出されていた映像が、初めは無印のものであったのに、間奏以降スターズのものに切り替わったのです。もうほんとうに言葉を失いました。僕の考えと全くずれのない解釈に驚きを隠しきれませんでした。運営側からの答えが提示されたんだなあと思うと感動が抑えきれませんでした。SHINING LINE*が終わり3人が退場したあとも余韻が収まりませんでした。ここでアイカツアイカツスターズパートは終わりました。

 その後フレンズのLIVEを経て迎えたオンパレードのステージ、本日のアイカツシリーズの演者全員によるアイドル活動!!。実はその前のMCにも僕は感動していました。アイカツオンパレード主人公を演じる逢来りんさんへアイカツシリーズの全てに出演されている田所あずささんからのメッセージが送られました。ここにもバトンが繋がるシーンがあるんだなと思いました。

 そして迎えたアイドル活動!!は始まりの曲のように感じました。アイカツオンパレードでは過去作品のキャラが多数出演します。止まっていた無印、スターズの時間がフレンズ軸と交わり合うことによって新たにアイカツが始まっていくんだなあとしみじみと感じました。過去作品のキャラ登場がいい刺激となり、アイカツシリーズがこれからも盛り上がっていくことを本当に期待しています。

この後のMCではアイカツオンパレードユニットツアーが告知されました。詳細はまだ分かりませんが、きっと様々なユニットの絡みが見られるのではないかと期待で胸がいっぱいです。


最後になりますが、バンナムフェスはアイカツだけでなく他のコンテンツも含めて素晴らしいものだったと言えると思います。来年も開催が決まったということで、今からとても楽しみにしています。

僕の2020年が始まりました。


ありがとう、アイカツ